京都で10代続く家に生まれ、幼い頃より伝統的な香り文化に親しむ。
大学卒業後、一部上場企業人事部に配属。人との関わり合いの中で、コミュニケーションに香りが有効であること、また脳の働きと嗅覚のつながりに興味を持ち、アロマの世界へ。アロマセラピストとして経験を積み、「本物の薫りには、人の心を動かす力がある」を軸に天然精油にこだわり調香を行っている。
これまで制作した香りは5000種以上。調香のプロを育成する傍ら、企業の香りブランディングや美術館、コンサート等でのアロマ空間演出など、国内外で香りのプロデュースを手掛ける。
2017、2018年ミラノデザインアワード受賞のPanasonic Designの展示で調香を担当し好評を博した。
近年は脳科学者や企業の開発研究者らとともに化学的な側面からのアロマの提案、またNGO団体などの富士山や日本の森を守るプロジェクトなど、香りを取り巻く幅広い活動を行っている。